各業界のプロに学ぼう「本じゃ読めないアフィリエイト講座」
*このコラムは、2011年12月22日に配信されたアクセストレードメルマガのバックナンバーです。
皆さんこんにちは。フリーランスディレクターの落合 豊です。
今回の連載は、無料で使える高機能アクセス解析、「Google Analytics」の使い方というテーマでお届けしております。
最終回は、少し高度な使い方について、Tipsも交えてご紹介したいと思います。
では、さっそくまいりましょう。
新しい管理画面の「標準レポート」画面から、左側のメニューで「コンテンツ」→「ページ解析」とクリックしてください。
この画面では、管理サイトを表示した上で、どの領域がユーザーにクリックされたかがわかるようになっています。
サイトを制作する側の私たちが意図しないボタンやリンクがクリックされていたり、逆に意図して誘導したいリンクがクリックされていなかったりしてガッカリすることもしばしば。ユーザーの動きは非常に勉強になります。
またこの機能は、サイト内部へのリンクにしか適用されませんが、サイト外部へのクリックも実は計測できたりします。対象リンクの<a>タグ内に下記のリンクを追加してみてください。
onClick=”javascript: pageTracker._trackPageview(‘/click/link001′);”
※「/click/link001」の箇所は自由に変更できます。
この設定をすることにより、クリックした数値が「/click/link001」としてレポートに表示されるようになります。
また、Googleが提供する他のツールと連携し、さらに詳細な情報を取得することもできます。
例えば、サイト管理者向けにリンク切れのページを表示したり、バックリンク数を正確に表示する「Googleウェブマスターツール」と連携して、現在、自分のサイトが特定のキーワードにおいて何位に表示されているのかなどをレポートすることができます。
そして今回、最高に使いやすくなった機能として「カスタムレポート」があります。Google Analyticsのほかにも解析ツールは多数ありますが、集計方法をカスタマイズして表示することはできませんでした。
私が知る限りでは、月額数十万円という高価なアクセス解析ツールでしかできなかった機能ですので、それが無料でできるようになったというのは、非常に嬉しいことです。
まずは、ページ上部の「カスタムレポート」という画面から、大きく分けて「指標グループ」と「ディメンション」と「フィルタ」を設定します。少し聞きなれない言葉かと思いますので、以下に設定方法の例をご紹介しておきましょう。
サイトを運営する上でアクセス解析を突き詰めると、特定のカテゴリを除いたアクセス数の計測が必要になったりします。
これを行うには、そのカテゴリだけトラッキングコードをインストールしないことにするか、別途Excelなどで集計するしかありませんでした。
しかし、以下の設定をすれば、レポート画面でそれを実現することができます。
◆ カスタムレポート設定方法の例
指標グループに「ページビュー数」を選択。ディメンションに「第一階層」を選択してください。
そして、フィルタに「第一階層」を選択し下記の表示となるように設定を調整します。「除外 第一階層 正規表現 hogehoge*」
※「hogehoge」の部分には、あなたが運営しているサイトの第一カテゴリの名前を入力し、最後に忘れずに「*」を追加しておいてください。
上記の設定を正しく行えば、hogehogeカテゴリのアクセスを除外したカスタムレポートが作成できます。これは、アクセス解析をこだわって使われている方にとっては、非常に嬉しいレポートかと思います。
また、上記はカスタムレポートのいち事例に過ぎません。上記の設定は、かなり詳細にカスタマイズすることができ、できないことは無いと言っても過言ではありませんので、ぜひ応用して、自分だけのカスタムレポートを作成してみてください。
今回の連載は、ここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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