各業界のプロに学ぼう「本じゃ読めないアフィ講座」
皆さんこんにちは。フリーでディレクターをしている落合豊です。
アフィリエイトで多くの収益を得るためには、サイトにたくさんの人を集める必要があり、そのためにはユーザーにとって有益な情報を多数掲載することが大切になってきます。
しかしながら、サイトに何を掲載してよいかわからないというのが、サイト運営者の大きな悩みの一つであります。
今回は、その悩みを解決することを目的として、数百~数千ページにおよぶサイトを構築するための「情報設計」手法について、解説してまいります。
早速ですが、例として私の大好きな「ファッション」に関する情報サイトを実際にどのようにして設計すればよいかを具体的にお伝えしてまいりましょう。
まず初めに「ファッション」という幅広いキーワードから、どのようにカテゴリ分けすれば情報量の多いサイトになるかを考えてみます。以下に、例を挙げます。
◆ キーワードから派生するコンテンツの「カテゴリ」例
【カテゴリ1】 オススメのお得なファッションサイトを紹介する
【カテゴリ2】 私がよく行く洋服屋さんを立地なども踏まえて紹介する
【カテゴリ3】 気になるファッションブランドの新作アイテムを紹介する
【カテゴリ4】 ゴシップあり!?私服が参考になる芸能人やモデルの紹介
【カテゴリ5】 今シーズンの流行に関するコラム
こういったカテゴリを用意しておけば、新しい話題が毎シーズン次々と生まれるため、掲載する情報が尽きることはありませんね。
これらをサイトに落としこむためのポイントは、カテゴリごとに「情報群」を見つけ出すことです。
上記のカテゴリ例における情報群は次のようになります。
◆ 各カテゴリの元となる「情報群」
【カテゴリ1】 通販サイト
【カテゴリ2】 店舗
【カテゴリ3】 商品
【カテゴリ4】 モデル
【カテゴリ5】 コラム
【カテゴリ3】については、「ブランド→商品」のように、ブランドカテゴリの中に商品ページがあっても良いかもしれませんね。
※GoogleがWeb情報をベースにキーワードをどう関連付けているかのヒントを探すには『Googleワンダーホイール』というツールが便利です。調べたいキーワードを検索し、検索結果画面の左側にある「ワンダーホイール」ボタンをクリックしてみてください。
その後、各カテゴリに沿った内容のオリジナル文章・画像を公開していけば、サイトは一定の設計にのっとったままその規模を拡大していくことができます。
次に考えるべきは、ページ同士の「リンク」方法です。例えば、『モンクレール』というブランドの新作ダウンジャケットを紹介するページから、違うカテゴリの「ファッションリーダーの木村拓哉さん」というページにリンクするとします。
そのリンクは、カテゴリをまたいだリンクとなるため、上階層から下に向かうツリー状ではなく、あなたのサイト内で網目状の「ネット」を形成します。これと同じ構造で設計されているのが皆さんご存知の「Wikipedia」です。
膨大なページが、関連するキーワードでリンクし合い、その強力なリンク構造が巨大サイトを形成し、拡大し続けています。
実は、SEOを行う上で“情報の分類”は最も重要。事実、情報が整理されたWikipediaは様々なキーワードの検索結果でよく見かけますよね。
あなたもぜひ、Webという広大な海に大きな網を仕掛けてSEOに強いサイトを構築し、“大漁”の成果を獲得してください。
以上、「情報設計」の大切さとポイントをつかんでいただけましたでしょうか。ご質問などあれば、私のサイトからお気軽にご連絡ください。
次回はユーザーの行動を支配する「導線設計」について解説してまいります。