各業界のプロに学ぼう「本じゃ読めないアフィリエイト講座」
こんにちは。All About ホームページ作成ガイドの西村文宏です。
前回は、画像の上に重なるようにして、自由な位置に文字を重ねて表示する方法をご紹介いたしました。
今回は、そのソースの内容を解説いたします。前回にご紹介したソースは、以下の通りです。
このソースによって、画像「photo.jpg」の上に、「画像の上に重ねて表示する文章です。」
という文章が重なって表示されます。
<p style=”position: relative;”>
<img src=”photo.jpg” width=”320″ height=”210″ alt=”写真” /><br />
<span style=”position: absolute; top: 30px; left: 75px; width: 145px;”>
画像の上に重ねて表示する文章です。
</span>
</p>
ここでしていることは、「span要素の内容を、p要素の上に重ねる」という装飾です。
p要素の中にはimg要素(画像)があり、span要素の中には文字がありますから、「画像の上に文字が重なる」ことになります。
ここでは、以下のような5つのスタイルを記述しています。
(1) p要素に対して、positionプロパティに値「relative」を指定。
(2) span要素に対して、positionプロパティに値「absolute」を指定。
(3) span要素に対して、topプロパティに値「30px」を指定。
(4) span要素に対して、leftプロパティに値「75px」を指定。
(5) span要素に対して、widthプロパティに値「145px」を指定。
(1)では、重ねる基準位置になる要素を指定しています。こう記述することによって、後述のspan要素は、「p要素の表示位置」を基準にした位置に再配置されます。
(2)の記述によって、span要素は「本来の表示位置」から離れ、
(1)で指定された基準位置に移動します。
つまり、重なって表示されるようになります。
(2)と(4)は、基準位置からの移動距離を指定しています。
ここでは、「上端から30px」・「左端から75px」の位置を指定しています。
つまり、span要素の内容(文字)は、p要素内の画像の上から30px・左から75pxの位置から表示されることになります。
(5)は、span要素を表示する横幅を指定しています。ここで横幅を指定しないと、span要素内の文字が、画像の右端を越えて右方向へ飛び出してしまいます。
画像内の「文字を重ねたい範囲」に合うように数値を調整してください。
(1)と(2)は常にそのまま記述します。(3)~(5)の各値は、実際の画像や、文字を表示したい位置に応じて修正してください。
実際の表示例は、サンプルページをご覧ください。
このサンプルページからHTMLソースをコピーして、いろいろ値を変更してみると、どのような表示になるのかがよく分かるでしょう。
今回は、画像を直接加工することなく、画像の上の自由な位置に文字を重ねて表示する方法をご紹介いたしました。
とても手軽に実現できますので、ぜひ、お試しください。
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