基礎からマニアな情報まで「アクトレSEO強化ゼミ」
いつもアクセストレードメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。SEOテクニカルディレクターをしております、門田と申します。
このコラムでは普段の業務で得たSEOの最新情報や行っている施策についてなどより技術的な事に注目した内容をお送りしています。
今回のコラムは、「パンダアップデート」以外にも起こった大規模アップデート(!)について、お話いたします。
まずは、下記の公式アナウンスをご覧ください。
Google Japan Blog
「検索結果がよりタイムリーに」 2011年11月4日
上記のブログにも書かれていますが、今回のアップデートは検索結果の約35%に影響を及ぼす、大規模なものになっています。
パンダアップデートで約12%と言われた影響よりもさらに強い影響を与える今回のアップデートがどのようなものなのかご紹介します。
(上記URLのブログより抜粋)
【最新の出来事や注目のトピック】
手に入れたいものです。たとえば、[ 大阪 知事選 ] や[ ギリシャ ] 等の最近の出来事を検索するときに、数分前~数時間前のフレッシュな情報が表示されます。
【定期的に発生するイベント】
[ 東京マラソン ] 等の毎年開催されるイベントや、[ 言語処理学会年次大会 ] や[ ミッドタウン クリスマス ] 等、定期的に繰り返し発生するものも、最新の情報が表示されます。
【繰り返し更新されるもの】
[ 大河ドラマ 視聴率 ] や[ スマートフォン 日本 市場規模 ]など、定期的ではないものの、繰り返し更新される情報を探しているときにも役立ちます。
上記の抜粋部分を見てもわかるように、今回のアップデートは順位を落とす物ではなくタイムリーな話題に関連のあるページを上げるためのアップデートになります。
もともとGoogleにはQDF (Query Deserves Freshness)と呼ばれる最新コンテンツを検索結果に反映させるアルゴリズムがあったのですが、今回のアップデートはその機能をよりバージョンアップさせたものになります。
そのため、今回のアップデートを私はこのように考えています。
◆ 今回のアルゴリズムは、新たに追加されたものではなく、もともとあったロジックを「バージョンアップ」したものである。
◆ 「新しさ」の判断は、初めてクロールした時に認識しているページを更新しても要素にはならない。
日本にもすでに導入されているアップデートですので、今後のキャンペーンページなどは、去年のページをリニューアルするのではなく新しくページをつくり、過去のものはアーカイブしておくほうがよいのかもしれませんね。
その後徐々にわかってくることもあるかと思いますので、本コラムでまたご報告させていただきます。引き続き、お読みいただければ幸いです。
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